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投げ飛ばされた牛山とほうらく島

所在地兵庫県加古川市志方町西志方(高御位山)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

高御位山は印南郡でいちばん高い山とされるが、昔はさほどの高さもなく、牛山という山と並んで立っていたという。あるとき高御位山の神と牛山の神が争いになり、牛山の神ははるか沖合まで投げ飛ばされてしまった。そのころから周囲の海であった土地はしだいに盛り上がって立派な陸地となり、高御位山もこの地方一の高峰になった。負けた牛山は海に取り残されて牛島と呼ばれ、背も低くなってほうらくを伏せたような姿になる。播磨灘にぽつんと浮かぶほうらく島は、その牛山のなれの果てだと語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第8巻』は、黄地百合子・酒向伸行・田中久夫が滋賀・京都・兵庫の三府県を分担して執筆し、福田晃がまとめた伝説集である。丹波の湖を神々が切り開いた国造りの話、神同士の争い、英雄や長者の盛衰、蛇と人の話、魚・鳥・石・塚・祠堂の由来などを、各地の口承や記載資料から集める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、高木敏雄・柳田国男の対応する話名を付す。

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