鎮座祭と大元・大頭に祀る鞍職
どんな伝承か
明神がはじめてこの地に鎮座されたのがいつかは、詳しくはわからない。祠官の伝えるところでは、昔この郡に佐伯鞍職という者がおり、朝廷への奏上を経て廟の祀りを始めた。推古天皇の端正五年癸丑十一月十二日のことだという。この伝えは国史には見えないけれども、今も毎年十一月の祭を鎮座祭と呼び、大元・大頭の二社がともに佐伯鞍職を配して祭っているのだから、由緒のないことではあるまい、と芸藩通志は記す。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。