トップ > 岡山県の伝承 > 井原市

縄を取っておけと言った年寄り

所在地岡山県井原市芳井町東三原(五十落とし)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第10巻

どんな伝承か

後月郡芳井町の三原には、五十落としと呼ばれる深い谷がある。昔、五十歳になった年寄りをここへ捨てたところで、谷底には狼がいて、落とされた者を食べたという。あるとき若衆たちが年寄りを担架に乗せ、縄で巻いて谷へ落とそうとすると、その年寄りが、縄も棒も捨てずに取っておけ、来年も使うのだからと言った。若衆たちは落とすのをやめて連れ帰り、それきりこの土地では年寄りを捨てなくなったと伝えられている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第10巻』は、全国の伝説を型ごとに分けて集めた叢書の一巻である。岡山・広島・山口の三県を伝承地とし、蘇民将来、吉備津彦と温羅、厚狭の寝太郎、化け猫、河童駒引き、夜泣き石、姥棄て山などの伝説を、聞き書きや市町村誌、民話集から採って収める。「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」の部に分けて番号順に並べ、各話には伝承地と本文のあとに〔類話〕と近世の地誌などを引く〔文献〕を添える。

種別から探す

姥棄て山老母の知恵親孝行地名由来棄老

井原市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第10巻』の伝承