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土佐を転々とした安徳帝と平家一門

所在地高知県香美市
年代伝承(口承)
登場安徳帝、平知盛、平教経、平教盛、在子、潜幸した帝、新中納言・随行し当地で没す、能登守・魚梁瀬山で病死、門脇宰相・茅原姓を賜わり没す、教盛の娘・帝の后
出典日本伝説大系 第12巻

どんな伝承か

安徳帝は新中納言知盛・能登守教経・門脇宰相教盛らに守られて土佐へ移った。二月の雪の中で装束を改めた地は装束野と呼ばれる。帝は久保の韮生山に三年余り住み、のち大里荘へ移ったが塩が乏しく、教経が海辺を探る途中で病死した。教盛は源氏の雑兵を返り討ちにした際、血煙で草原が赤く染まったことから茅原の姓を賜わったが、その傷がもとで没した。帝は追手を避けて松尾へ移り、教盛の娘在子を后として数人の子をもうけ、当地で崩じたと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第12巻』は、四国四県(香川・愛媛・徳島・高知)の伝説を話型ごとに集めた伝説集成の一巻である。神々の争いや大人の足跡、弘法大師の彫り残しや麦の種、英雄の誕生、長者、人柱、蛇聟、狼の報恩、化猫退治、首切れ馬、夜泣石、地蔵の霊験などを、町村誌や地方の伝説集、昭和五十三年度立命館大学説話文学研究会の採集調査稿から採る。百三十九話に通し番号を付け、各話に伝承地と出典、高木・柳田の分類名を添え、県別の〔類話〕と〔文献〕を続ける。

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