指で動くゴットン石と大蔵
どんな伝承か
諫早市の八天岳の頂に、ゴットン石と呼ばれる石がある。縦横四尺、厚さ二尺ほどの大石が二枚重なり、その上に直径三尺ばかりの球形の石が載る。指で押すと動いてゴットンと音を立てる。ある日の大地震でこの球石が谷底へ落ちたのを、大蔵が肩に担いで元どおり重ね直したという。頂にはまた、天狗と大蔵が四股を踏んだという足跡が残り、そこには今も草が生えないと語り伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。