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菱形池に現れた黄金の鷹

所在地大分県宇佐市(菱形池)
年代伝承(口承)
登場大神比義、八幡大神
出典日本伝説大系 第13巻

どんな伝承か

欽明天皇の御代、宇佐の菱形池のほとりでは、泉の湧くあたりに鍛冶を営む老人や八つの頭を持つ竜が姿を見せ、これを目にした者はたちまち病に倒れるか命を落としたという。祟りを鎮めようと、素性の知れぬ大神比義という老人が三年あまり断食して行を積むと、泉のそばの笹の上に光を放つ三歳の童子が現れ、誉田の天皇広幡八幡麿と名乗った。童子はただちに黄金の鷹に変じて駅館川の東岸の松にとまり、その場所に鷹居社が建てられたと伝わる。

原典より

欽明天皇の二十九年、いろいろ神異があった。—— 日本伝説大系 第13巻(山中耕作・宮地武彦(執筆・整理)/荒木博之(解説)・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第13巻(山中耕作・宮地武彦(執筆・整理)/荒木博之(解説)・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第13巻――北九州(福岡・大分・佐賀・長崎)』は、福岡・大分を山中耕作、佐賀・長崎を宮地武彦が執筆・整理し、荒木博之が解説を担った伝説資料集の一巻である。姫島、うつぼ舟、百合若大臣、黒髪山の大蛇退治、平家谷、炭焼小五郎、河童、白米城など、北九州四県に伝わる伝説を題目ごとに収める。各題目は口承を重んじて選んだ例話を冒頭に据え、県別の類話を梗概にして伝承地と出典名を添え、近世以後の史料を文献として抜き出す編み方をとる。

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