トップ > 福岡県の伝承 > 添田町

法蓮上人に宝珠を捧げた神竜

所在地福岡県田川郡添田町大字英彦山(玉屋神社)
年代伝承(口承)
登場法蓮上人
出典日本伝説大系 第13巻

どんな伝承か

英彦山の玉屋神社には、玉屋の泉と呼ばれる湧き水がある。その昔、法蓮上人がそばの岩窟に十二年のあいだ籠もり、如意宝珠を得たいと祈り続けたところ、この場所に霊験ある泉が湧き出し、さらに神竜が姿を現して宝珠を捧げたと伝えられる。玉屋という名も、この言い伝えから起こったのだという。泉の水は、天下に異変が起ころうとするときには濁ると言われてきた。

原典より

昔、法蓮上人が岩窟に一二年間こもって如意宝珠を得ようとして祈ると、ここに神泉が湧き、神竜が宝珠を捧げて現れたと伝え、玉屋という名もこの伝説に基づく。—— 日本伝説大系 第13巻(山中耕作・宮地武彦(執筆・整理)/荒木博之(解説)・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第13巻(山中耕作・宮地武彦(執筆・整理)/荒木博之(解説)・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第13巻――北九州(福岡・大分・佐賀・長崎)』は、福岡・大分を山中耕作、佐賀・長崎を宮地武彦が執筆・整理し、荒木博之が解説を担った伝説資料集の一巻である。姫島、うつぼ舟、百合若大臣、黒髪山の大蛇退治、平家谷、炭焼小五郎、河童、白米城など、北九州四県に伝わる伝説を題目ごとに収める。各題目は口承を重んじて選んだ例話を冒頭に据え、県別の類話を梗概にして伝承地と出典名を添え、近世以後の史料を文献として抜き出す編み方をとる。

種別から探す

法蓮上人如意宝珠

添田町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第13巻』の伝承