醜さゆえに退けられた姉磐長姫
どんな伝承か
都万神社の祭神は大山祇神の娘で、瓊々杵尊の妃、彦火々出見尊の母にあたるという。国の初め、瓊々杵尊が海辺に遊ばれたとき一人の美女に出会い、名を尋ねると大山祇神の子の神吾田鹿葦津姫、またの名を木花開耶姫と答え、姉に磐長姫がいると告げた。尊が妻にしたいと望むと父に問えというので、大山祇神に申し入れた。神は姉妹に多くの膳を持たせて差し出したが、姉の磐長姫は容色が醜いために召されず、妹の開耶姫だけが妻とされた。磐長姫はこれを深く恨んだと記す。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。