熊曽梟師を模したという的野神社の人形
どんな伝承か
的野神社は社伝に和銅三年の創建といい、往古は三俣院の宗社であったという。社頭から申酉の方へ四町ばかりに御手洗池がある。十月の祭には池のそばに仮屋を設け、三つの神輿を守って下る。これを浜殿下りという。また丈一丈余りの人形に布の衣を着せ、大きな両刀を佩かせ、面に朱面をかぶせたものを四輪車に乗せ、多くの人に神輿の先を曳かせる。これを大人弥五郎と号し、熊曽梟師の形状を模したものだと伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。