踏切の崖に並ぶ古い石仏の列
どんな伝承か
木野村の北の方に踏切という大きな切通しがある。その岸の北と南に向かい合った崖を登ると、一尺四、五寸ほどの石仏が並んでいる。南側に二十五体、北側に二十二体が崖の上に据えられており、たいそう古い物と見える。里の者はこれを、米原長者の昼飯を運んだ婢女の姿を彫ったものだと言い伝えている。しかし筆者は、いかにも可笑しな説だと退けている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。