島唄に残る大和城の御曹子
どんな伝承か
鎮西八郎為朝が琉球へ下った折、この島にも渡って三年あまり名瀬間切に滞在し、さらに加計呂麻島の東の地にも住んだと語り伝えられている。島の子どもが口ずさむ歌にも、名瀬間切にある大和城の御曹子が石を左右の手で軽々と持ち上げたと歌われ、その御曹子とは為朝のことだという。ただし記録者は、その真偽は詳らかでないと断り、今も島には為朝の子孫と称する者が多いが、これも確かではないと記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。