信者の家を巡る泉龍寺の一夜地蔵
どんな伝承か
和泉の泉龍寺の子育て地蔵は、一夜地蔵の名でも知られていた。先の大戦のころまで、この像は一夜ごとに信者の家を渡り歩き、毎月二十三日の夜だけ泉龍寺へ帰ってきたという。同じような地蔵の巡行は、埼玉や神奈川のいくつかの寺でも伝えられている。
原典より
狛江市和泉では、泉龍寺の子育て地蔵が、また一夜地蔵として知られていた。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))
『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。