御神木のうろで苦しむと訴えた大蛇
どんな伝承か
今は切り株だけが残っているが、伊豆美神社には大きな松の御神木があった。その松の大木が落雷で裂けてうろができ、倒れると危ないというので、うろの上の方に甕を伏せ、根元をコンクリートで固めた。すると氏子の人の夢枕に、そのうろに棲む大蛇が現れて、息ができなくて苦しいと訴えたという。そこで神主と相談してコンクリートの一部を欠いてやり、やがて大蛇を祀る小さな石の祠を建てた。その名を妙玉郷社大善神といい、妙玉様と呼ばれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)