鋸を当てた途端の大暴風雪と大イチョウ
どんな伝承か
明治四三年頃の話。秋田県山本郡藤里町の藤琴田中にある大イチョウは、初冬のある日に葉が一斉に落ちるといわれ、その落ちるのを見ると不吉であると伝えられていた。あるとき、寺の本堂を建てるにあたり天井板を取るため、この大イチョウを伐採することになった。人々が足場を組み、鋸を木に当てようとしたところ、たちまち大暴風雪となったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)