行者が消えた社の裏のナンジャモンジャの木
どんな伝承か
高山と島の境に、金剛童子を祀る社がある。六百年あまり前、一人の行者がこの社にこもって修行していたが、いつとはなく行方が分からなくなった。それからというもの、さまざまな異変が相次いだという。社の裏手に見慣れない木が生えてきたのもその一つで、村人たちはこの木をナンジャモンジャの木と名づけて呼んだと伝わる。
原典より
六百余年前、社に一人の行者が籠って行をしていたが、いつの間にか姿を消した。—— 十日町市史 資料編8 民俗(十日町市・十日町市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
十日町市史 資料編8 民俗(十日町市・十日町市史)
『十日町市史 資料編8 民俗』は、十日町市の市史資料編の民俗の巻であり、ここにはそのうち第二節「伝説」を収める。市内に伝わる伝説を木、石・岩、水、塚、坂・峠・山、祠堂、家・ムラの七つに分け、遊行上人にお札をもらいに来た木、片目の魚がすむ七ツ釜、新田義貞の挙兵にちなむ観音塚や竜王様、弘法清水などの梗概を記す。冒頭に伝説と昔話の違いを説く解説を置き、話を梗概にとどめたことと別冊『十日町の昔ばなし』の参照を断る。