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東陽寺開祖恵空を葬る行人塚

所在地埼玉県深谷市本郷(行人塚)
年代慶雲二年(七〇五)
登場恵空、行脚僧・東陽寺の開祖
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

旧岡部町本郷の南の山林の中に行人塚がある。この塚は、本郷の東陽寺を開いた恵空という行脚僧の墓と伝えられる。恵空は文武天皇の慶雲二年にこの地を訪れ、人々がひどく苦しんでいるのを見て哀れみ、その苦難から救った。人々は赤子が母を慕うように恵空を慕ったので、恵空は東陽寺を建てて二十年余りとどまった。恵空が亡くなると、近隣の人々は嘆き悲しんでこの塚を築いたという。

原典より

伝えるところによれば、この塚は本郷の東陽寺の開祖恵空という行脚僧の墓だという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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