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正月餅を四日につく石川家

所在地埼玉県比企郡滑川町大字福田小川谷
年代伝承
登場石川家の祖先
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

滑川村上福田の字小川谷にある石川家では、正月の餅を四日につく。先祖が戦に出ていて餅をつく暇がなく、四日になってようやく帰ってきたためだと言い伝えられている。また、もち米を蒸すときに生の樫の木を燃やすのも、出陣のため薪を用意できなかった名残だという。編者は増形の岡田家の話と並べ、一家の由来を語る落人伝説の型とみている。

原典より

昔、祖先が戦争に出てその暇がなく、四日にようやく帰って来たためであるといい伝えている。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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