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肥後八代の根来手黒椀

所在地熊本県八代市
年代近世
登場宿の亭主、木地の民
出典定本柳田国男集 第4巻
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どんな伝承か

「三暁菴随筆」に肥後八代の漆器のことが記されている。著者が八代の放生会のときにこの地に立ち寄り、宿の亭主が料理を出したが、その器が根来手筋の黒椀であった。珍しく思って亭主に尋ねると、これは八代から二、三里奥の一村で作られる椀で、元は紀州の根来山から出た者が伝え、今もその子孫が続けて作っているのだという答えであった。近世に漆器の新たな需要が起こったことをうかがわせる話である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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