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兵火に沈んだ釣鐘と念仏に湧く池

所在地千葉県君津市内蓑輪(鐘ヶ淵)
年代戦国時代
登場
出典房総の伝説

どんな伝承か

内蓑輪には、昔ここに九十九坊という大きな寺があったと語られている。戦国のころ、北条氏と里見氏の争いで兵火にかかって寺は絶え、そのとき釣鐘が転がり落ちて池の底に沈んだという。大鐘が渕の名もこれによる。ただし鐘は後に鎌倉の建長寺に現れたという話も伝わる。池のふちで念仏を唱えたり銭を投げ入れたりすると、それに応じて水が湧き出すといい、念仏池とも呼ばれてきた。ここの鯉や鮒を捕ると木の葉に変わり、鰻は蛇になるとも言われ、人々は池を畏れ敬っている。

原典より

昔、この地に九十九坊という大きな寺院があったというが、この寺は戦国時代に北条・里見両氏の戦いで兵火にあい廃滅したと伝える。—— 房総の伝説(平野馨) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

房総の伝説(平野馨)

平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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