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松虫姫の化身とされる蚕と松葉の火

所在地千葉県印西市松虫(松虫寺)
年代伝承(聖武天皇の時代)
登場松虫姫
出典房総の伝説

どんな伝承か

印西市松虫の松虫寺に伝わる話。聖武天皇の王女であった松虫姫は継母に虐げられ、都から遠くこの地へ逃れてきたが、ここで世を去り松虫寺に葬られたという。その姫の生まれ変わりが蚕だと伝えられる。継母は都で寒い冬の日、実の娘には炭火にあたらせながら、松虫姫には松の葉をいぶして暖を取らせるだけだった。そのため今でも蚕を飼うときには炭火を用いず、松葉を燃やして温めるのだと言い伝えている。松虫寺の松虫姫については、これとは別の伝説もある。

原典より

印旛郡印旛村松虫に松虫寺というお寺がある。—— 房総の伝説(平野馨) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

房総の伝説(平野馨)

『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。

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