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重信川の堤で燃えるたぬきの火

所在地愛媛県温泉郡
登場—
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

愛媛県温泉郡から寄せられた実見談である。小雨の降る夜十一時ごろ、重信川の堤へ来ると、数尺先の道の真ん中で松明のような火だけが燃えていた。話に聞くたぬきの火に違いないと立ち止まって見ていると、火は一尺ほど燃え上がってはぽろぽろとこぼれ、地面に落ちて消えることを三十分以上も繰り返した。火をめがけて石を投げると消えてしまい、書き手はこのとき初めてたぬきの火を見たと記している。この辺りにはたぬきが多いという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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狸火松明石を投げる

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