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小島の田んぼを遊行する百の狸火

所在地徳島県美馬市穴吹町三島小島
年代現代
登場—
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

美馬市(旧美馬郡三島村・穴吹町)大字小島に伝わる狸火の話。昔は夜が更けると、小島の田圃にはいつも狸火が遊行していた。ちょうど提灯の火かと見紛うほどの火光が、十、二十から、多い時には五十、百も現れ、西に東に集まったり離れたりしながら遊行し、山手からもはっきり見下ろせた。時にはそれらの火が一つに固まって、大きな火の玉となって転がり回ることもあった。ほとんど毎晩のように現れたので、その事実を疑う者は一人もいなかったが、この二、三十年来、こうした火は一向に見えなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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話例・2 狸火・狸のちょうちん提灯

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