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常然寺の墓参りで砂をかける豆狸

所在地大阪府泉北郡忠岡町(常然寺)
年代現代
登場花野春子
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

大阪府忠岡町の女性が十五、六歳で機織りをしていた頃の、夏の出来事である。常然寺にある知り合いの墓に参ろうと、昼間に友達について寺へ行った。手を合わせていると、頭や体にばらばらと砂が降りかかり、急に身の毛がよだった。豆狸がいるという話は本当だったと思ったが、友達に逃げられて一人になるのが怖くて黙っていた。門を出てから打ち明けると、友達も砂利が落ちてきたと言い、本当にあんなものがいるのだと二人で語り合ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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