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すりばちをかぶって見るムジナの嫁入り

所在地福島県喜多方市
年代現代
登場真部知子
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

一〇月一〇日に、すりばちをかぶり、すりこぎを腰にさして、はらばいになって豆柿の木の下へ行くと、ムジナの嫁入りが見られるという。だいたいその頃は月夜がきれいなものだ。喜多方には今はないが大きな豆柿の木があって、ムジナの嫁入りが五組ぐらいは見られるほどの木だった。遠いけれど行ってみようかと思い、一度すりばちをかぶってみたことがあった。だが味噌をすったあとだったので、味噌のにおいがして臭くてしかたなく、結局やめてしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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