蕪崎
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どんな伝承か
愛媛県宇摩郡土居町(現・四国中央市)の蕪崎には、八岐大蛇退治の櫛稲田姫を祀るという通称「おついこしさま」という社があり、その一隅にお使いの神とされる「かんじさん」を祀る小さな堂がある。かんじさんは狸だといわれ、昔から願いをよく叶える神として知られていた。大正七年頃、社の前に店を構えていた呉服屋の主人の名で、離れた村の提灯屋に堂用の提灯が注文されたが、後日届けに行くと主人にそのような注文をした覚えはなかった。かんじさんが主人に化けて注文しに行ったらしく、呉服屋は代わりに代金を払って提灯を堂に吊るしてやったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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四国中央市の伝承
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