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畑に埋もれた首なし地蔵の夢告

所在地広島県府中市出口町(八ツ尾山)
年代昭和四十五年
登場東寿男、夢枕に地蔵が立った人
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

広島県府中市出口町の八ツ尾山南麓、高さ五メートルほどの丘の上に祀られている、首のない石地蔵の由来。高さ三十五センチほどの古い地蔵で、昭和の初めごろには今の地蔵堂から南へ八十メートル下った農道に祀られ、すでに首はなく知る人も少なかった。昭和四十五年ごろの市道拡張工事で他の石とともに丘へ押し上げられ、土の底に埋もれた。昭和五十二年五月十八日の未明、市内新町の東寿男氏の夢枕に地蔵が立ち、畑の中に埋もれている、掘り起こして祀れば皆の願いがかなうと告げた。掘り出された地蔵は二年間その場で祀られ、昭和五十四年五月に整えた現在地へ移された。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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