伊勢崎風土記の朝日長者
どんな伝承か
『伊勢崎風土記』(関重嶷編、寛政十年(一七九八)の序を持つ地誌)には、源義経にまつわる伝説を中心に、社寺の由来伝説とともに、朝日長者にまつわる伝説が収められていると紹介されている。長者の栄華と没落を伝える話とされるが、具体的な物語の詳細そのものは、同書の内容を紹介する後代の解説文の中で言及されるにとどまり、本文までは候補窓内には見当たらない。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史)
『群馬県史 資料編 27』は、群馬県の県史の資料編の一冊で、収めるのはその「第三章 伝説」である。伝説の定義と分類、『神道集』や近世の地誌から明治以降の郡村誌・伝説集に至る県内の調査の歩みを述べ、赤城と日光の神戦、赤堀道元の娘と木部姫の入水、文福茶釜、羊太夫、弘法伝説などを群馬の伝説の特色として論じる。続いて代表例を自然的・社会的・信仰的伝説の三つに分け、各地の口承と古記録を伝承地を添えて並べる。