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シリノコ四十八本を運んだ爺さん

所在地長野県東筑摩郡筑北村
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)

どんな伝承か

ある爺さんが丹波島の橋を渡り切ると小僧が現れ、新町へ行くと聞くと、小市を通るとき川端にいる仲間にこれを届けてほしいと紙包みを託した。途中で開けると、羊羹とも鰹節ともつかない柔らかいものが何本か入っており、空腹の爺さんは一本食べてしまった。甘くてうまかったが、素知らぬ顔で包み直して小市の小僧に渡した。小僧が目の前で開くと、シリノコ四十八、小市のかっぱ殿という書き付けが出てきて、一本足りないと言う。爺さんがとぼけると、それならお前さんのを足すと言われ、とうとう自分のシリノコを抜かれてしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)(長野県史)

『長野県史 民俗編 第3巻(三) 中信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち中信地方の巻から、伝説の章を抜き出したものである。木・石・水・塚・坂と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などに分けて、松本・塩尻・安曇野・大町・北安曇・木曽に伝わる言い伝えを短い条で並べる。抜き出しの際に多くの条から採集地の表示が落ちており、土地の名が本文に書かれない条も少なくない。

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