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金時屋敷と金時杉の祟り

所在地静岡県駿東郡小山町中島坂田(金時屋敷)
年代伝承(口承)
登場金太郎、唯念上人、伝説上の人物、不動尊を借りて本尊とした僧
出典小山町史 第9巻 (民俗編)

どんな伝承か

中島の坂田は昔、坂田三軒と呼ばれ、その一軒が金太郎の生家とされる。元の屋敷跡は山裾にあって金時屋敷と呼ばれ、裏の小さな滝は昔は七段に落ちる金時産湯の滝だった。滝の下の不動尊は金太郎親子が信仰したという。屋敷近くの初代の金時杉は金太郎が登って遊んだ木で、皮を帯に挟むと安産するとされた。幕末に伐ろうとすると茶釜の蓋が飛んで婆さんの額に当たり、詫びて伐るのをやめた。明治に山北の材木屋が買って伐らせると、切り口から血のような雫がにじみ、木挽は気に病んで狂い死にしたという。二代目の杉の下手の大六天神社には、今も子の病の平癒を願って目高や鰌が供えられる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

小山町史 第9巻 (民俗編)(小山町史)

『小山町史 第9巻(民俗編)』は、静岡県駿東郡小山町の町史の民俗編から、口頭伝承の章の伝説の節を抜き出したものである。石子詰にされた忍びの若者・用沢小僧の伝えを出典ごとに並べ、むらの名の由来、金太郎ゆかりの地と石、仇討如来や鬼鹿毛馬頭観音、村境の決め方、竹之下合戦にまつわる伝えなどを収める。富士山麓と足柄山のあいだの町に残る、地名と社寺・石に結びついた言い伝えが中心である。

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