鬼女紅葉が隠れ住んだ鬼の岩屋
どんな伝承か
荒倉山(一四三一メートル)のうち北寄りの釜岩山に、鬼女紅葉が隠れ住んだという岩穴がある。切り立った崖に二つの穴が開き、向かって左が本拠とした穴、右は『前庭』と呼ばれている。左の穴は入口こそ狭いが中は広く、高さ二メートル、奥行きは十五メートルもあり、奥では水が湧いているとも言われる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)(長野県史)
『長野県史 民俗編 第4巻(三)北信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち北信地方の伝説の章を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・沢と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌の順に、条ごとに採集地を添えて短い伝えを並べる。戸隠の鬼女紅葉、黒姫と大沼池の大蛇、久米路橋の人柱、秋山郷の平家伝説など、善光寺平から奥信濃にかけての土地に結びついた話が多い。