家を焼いては稼ぎに出る道祖神
どんな伝承か
道祖神は十二月にやって来るお正月さまで、大博労だという。一年中よそで稼いで十二月に家へ戻ると、一月十四日に家を建てるが、十六日には火事で焼いてしまい、また博労稼ぎに出かけていく。運の悪い神なのか、毎年十二月に帰って来ては十四日に家を造り、十六日に焼いてしまうお正月さまなのだと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
長野県史 民俗編 第1巻 3 (東信地方 ことばと伝承)(長野県史)
『長野県史 民俗編 第1巻(三)東信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち東信地方の伝説と世間話を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などの伝えを、条ごとに採集地を添えて収める。双子池や白駒の池の主、望月の駒、甲賀三郎、ごまを作らない村々の禁忌、京の岩・宮下・菱野村の七不思議など、佐久・小県の土地の伝えが並ぶ。