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火難を言い当てられた高若寺の和尚

所在地群馬県渋川市有馬(高若寺)
年代伝承(口承)
登場速丈大和尚、高若寺の住職
出典渋川市誌 第4巻 (民俗編)

どんな伝承か

昔、有馬の高若寺に速丈大和尚という住職がいた。ある日、寺が焼けるという強い予感にとらわれ、日野の天狗に火伏せの祈祷を頼もうと出かけた。日野の村で畑に肥をまいていた老人に道を尋ねると、老人は和尚の顔に火難の相が出ていると言い当てた。老人は懐の古銭を宙に投げてしばらく目を閉じて唱え、裏と東に道があり辰の方角を向き庭に池のあるその寺が今夜焼ける、急いで戻って祈れと告げた。和尚が帰って火伏せの神に祈ると大雪が降り、寺は焼けずに済んだ。その夜、室田で寺が焼けたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

渋川市誌 第4巻 (民俗編)

『渋川市誌 第4巻(民俗編)』の伝説と昔話の冒頭を抜き出したものである。群馬県渋川市の飛び湯と午年の貝水、千が窪の蛇、弘法様の清水、渋川八名石・有馬五石などの石の伝え、祖母島のあずきとぎ、五居が島、二位寺山、歯黒稲荷などを、伝承の大字を添えて収める。利根川と吾妻川の合う町の、石と水と塚にまつわる伝えが中心である。

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