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「浮かばれざる霊」の伝承(16話)
- 牛込御門内の井戸で皿を数える声 — 東京都千代田区(牛込見附跡)
- 姫路城下にはびこった後ろ手のお菊虫 — 兵庫県姫路市忍町(お菊神社)
- 尼崎の井戸に投げ込まれた侍女お菊 — 兵庫県尼崎市(源正院)
- 尾之間の松林に出る菊女の亡霊 — 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間(菊女ガ松)
- 五輪塔の供養を頼んだ子連れの婦人 — 広島県三原市(三原町小学校)
- 祭りの記念写真に写った踊り好きの娘 — 佐賀県嬉野市塩田町大字大草野五代
- 第一スタジオに響く女のすすり泣き — 東京都世田谷区(東宝撮影所)
- 切り通しで轢いた手まりの少女 — 東京都八王子市左入町(左入切り通し)
- 震災の記憶が残る博物館地下の爪音 — 神奈川県横浜市中区南仲通五丁目(神奈川県立博物館)
- 機動隊の寝室に立つ焼死した女工たち — 東京都墨田区横川(第二機動隊)
- 霧の中で一人ふえた四人の隊列 — 岐阜県高山市(双六小屋)
- 卒塔婆にしがみつく長靴姿の男 — 東京都品川区東品川(天王洲)
- 床下の死骸を訴えた借家の婦人 — 東京都中央区築地二丁目
- 兄の亡霊に責められ時効前に自首 — 滋賀県甲賀市
- 無縁塚の武士に追われた新仏の訴え — 岡山県真庭市勝山(妙円寺)
- 厠に立っていた猫の顔の娼妓 — 福島県伊達郡桑折町(松嶋屋)