御神行の旅とひめゆりの塔の少女の霊
どんな伝承か
御神行の一同が沖縄・糸満市のひめゆりの塔と平和公園で死者の霊を弔う儀式を行った夜、著者は突然心拍が上がり、耳に心臓の鼓動が響くほど苦しんだ。仰向けになると十代の少女が六人ベッドの脇に立ち、琉球語で何か話してはケラケラ笑っていた。上体を起こすと消えたが、洗面所の鏡の前で頭の中に声が響き、傲慢をとがめて眉を剃り落とすと脅された。すると右手が勝手に剃刀を握り眉に迫ったので、心の中で「約束します」と叫ぶと、右手は剃刀を放り出したという。
原典より
仰向けになると、10代の女の子が6人、ベッドのわきに立ち、私の顔をのぞき込んでいた。—— 実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年(平成26年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年(平成26年))
『実録 あなたの知らないオカルト業界』は、三浦悦子が二〇一四年に著した体験記である。ライターとして約二十年にわたり取材や個人的な関わりを持った新興宗教の教祖、気功師、霊能者、能力開発セミナー、フリーエネルギーの売り込み手らの内幕を、自らの見聞として綴る。「はじめに」と「おわりに」の間に九つの話を置き、拝み屋、生き霊、御神行などの題材ごとに副題を付けて語る。