北京の特権階級・鄧の暮らし
どんな伝承か
鎌倉文学館から田中社長宅へ戻った夜、鄧は二階の書斎で自らの暮らしを語った。北京の十七室ある家に父母と住み、料理人・運転手・警備員ら五人の軍人の使用人を抱え、父は最敬礼される高位の軍人だという。話はすべて夢物語のように壮大だった。著者がフリーエネルギーについて尋ねると鄧は一笑に付し、むしろ田中社長やS社の富田を「全体的にとても変だ」と評した。社長に一五〇〇万円貸したが返済されないこと、富田が勝手にS社の常務を名乗り社長が咎めないこと、中国人女性を巡る騒動などを挙げ、苛立ちながら書斎を歩き回った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年前後)
ライター三浦悦子による『実録 あなたの知らないオカルト業界』。神仏・霊など科学的に未証明の存在を商品化するサービス業=『オカルト業界』を、20年以上の取材体験から内側で暴露するルポルタージュ(否定・迷信打破系)。