三田氏の浅草観音堂額の遠隔透視
どんな伝承か
透視・念写の実験記録を検討した一文である。二月十二日ごろ、東京から神戸へ書面が送られ、浅草観音堂の裏に掲げられた山岡鉄舟の額の文字を、神戸にいたまま透視してほしいと依頼された。三田氏はこれに応じ、二月十八日に実験を行っている。筆者は、対象が有名な場所の有名人の書である点、依頼から実施まで六日も空いている点を懐疑論者は認めないだろうと指摘し、透視の内容を語る際に誰かが速記した確証がほしいと述べる。それでも小包の中身の透視と念写の能力自体は、この実験で確かに見て取れるとしている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代心霊学(平田元吉・明治期(1872年~1907年の事例を記載、成立は20世紀初頭と推定))
幽霊写真の研究(近代心霊学)/物質化と交霊現象/霊媒による心霊現象/念写・死者の影/近代の心霊科学