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葬式後に戻った旦那

所在地埼玉県所沢市大字久米
年代大正期
登場大正五年生の女性、当時一五
出典所沢市史 民俗編

どんな伝承か

学校を出たばかりの一五、六歳のころの話。近所に不幸があったが、母が病気で葬式に出られないので代理で行った。亡くなったのは四〇くらいの男で、あとに子供を三、四人残していた。葬式のあと、集まった人たちで一杯飲んでいると、突然玄関で家中を揺るがすようなすごい音がした。皆あわてて部屋を飛び出し、「あとのことが心配で、旦那が成仏できずに戻ってきたんだろう」と話し合った。怖くなって隣の家の人に手をつないでもらって帰ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

所沢市史 民俗編(所沢市史)

『所沢市史 民俗編』は、所沢市の市史の民俗編から、第一二章「口頭伝承」の一部を収めたものである。ヘビや天狗・カッパ・雷獣の話に続けて、世間話の「不思議な話」としてカラス鳴き・人魂・死の予兆・夢・木の祟り・生き霊・幽霊騒ぎ・タクシーの幽霊などを、市内の話者からの聞き書きで記す。話ごとに題を立てて同じ題の話を番号で並べ、話者の性別などを添え、ホラ吹きやオトウカドンの話も続ける。

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