毎年七月に一人が沖へ消える海岸の水死
どんな伝承か
水死事件のあと、津市のこの海岸では毎年7月になると必ず一人ずつ不思議な死に方をする者が出た。腰まで海に浸かって釣りをしていた人が、何かに憑かれたように沖へ沖へと歩いていき、そのまま海中に没して死体すら上がらないという。ある年、同じ目に遭いながら助けられた渡辺小三郎という人は、意識不明のまま「亡霊がきた、亡霊がきた」とうなされ続け、結局亡くなった。新聞は「原因不明の水死」と報じたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
漂う霊があなたのまわりにいる(つのだじろう)
『漂う霊があなたのまわりにいる』は、『うしろの百太郎』などのオカルト作品を描いたつのだじろうが、心霊現象を一般向けに解説した本である。自宅の火事など著者自身の不思議体験に始まり、守護霊・生霊・幽体離脱・念力・憑依霊・ポルターガイスト・除霊・交霊・輪廻転生などを、体験談と内外の事例を交えて説く。十二のLECTUREの間に「CLOSE UP」とコラムを挟んで恐山や狗神伝説、霊感の訓練法にも触れ、エピローグで霊との付き合い方を述べる。