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中河原海岸で手招くもんぺ姿の女たち

所在地三重県津市(中河原海岸)
年代昭和二十年
登場倉田真幸子
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

三重県津市は昭和二十年七月二十八日夜半、五度目の空襲を受け市街地の大半を焼失した。猛火に追われた人々は堅牢な津警察署の地下室へ逃げ込んだが、周囲の火災で蒸し焼きとなり多数が亡くなった。翌朝運び出された遺体はほとんど識別できず、引き取り手のない遺体は津海岸の北、安濃川河口近く(通称・中河原海岸)に埋葬された。それから十年後の昭和三十年七月二十八日、同じ場所で橋北中学校の生徒が水泳訓練中に波にさらわれ、女生徒三十六名が死亡する事件が起きた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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