番町皿屋敷のお菊
どんな伝承か
お菊の亡霊で知られる『番町皿屋敷』の舞台は、江戸番町、いまの千代田区麹町一番町にあった青山播磨守長治の邸である。家宝の皿が一枚足りないと激しく責めたてられたお菊は、裏の井戸に飛び込んだ。二四歳であったという。お菊は平塚宿役人真壁源右衛門の娘で、享保の初めに生まれ、縁あって旗本青山主膳方へ行儀見習に出されていた。同家の過去帖によれば事件は一七四〇年(元文五年)二月一六日のことである。墓は神奈川県平塚の紅谷町公園にあるが、世間をはばかって墓標は建てず、センダンの樹を植えて目印にしたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集