魔女裁判の霊に憑かれた娘
どんな伝承か
ピアニストのG子には中学一年の頃から、眠っている間に体へミミズ脹れのような傷が浮かぶ怪異が続いていた。霊能者の自動書記で降りた霊は、中世ヨーロッパの魔女狩りで身代わりにされ、鞭と拷問の末に焼かれた村娘マリー・オーネと名乗り、G子の前世はミラノの貴族の娘だと語った。除霊は夜十時から明け方三時まで及んだが、帰宅した彼女はまた傷を負う。カトリックのイエズス会派を頼っても儀式は容易に進まず、やがて父親にも同じ傷が現れた。母親が大司教へ手紙で救いを求め、悪魔払いの祈りを受けてようやく収まったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年))
『ここまでわかった霊界の真相』は、漫画家つのだじろうが平成五年に日本文芸社から刊行した心霊の解説書である。著者自身の主護霊の出現や自宅の不可解な火災などの霊体験に始まり、死後の世界の層の構造、主護霊・因縁霊・地縛霊などの霊の種類、心霊写真と念写、霊感を強める訓練法までを説く。『ついに霊魂をとらえた』など著者の過去の活字本を再編して新しい話を加えた全七章の構成で、はじめにで漫画と活字の違いを論じる。