畳を上げられなかった催眠実験
どんな伝承か
後催眠暗示が実現しない例として著者が挙げた実験。公会の席では聴衆から二、三の題を出させ、実現しやすそうなものを選んで暗示するのが常だった。だが華族会館で行った折には、実験場の畳を一枚上げさせてみよという題がただ一つしか出ず、やむなくそれを暗示した。被験者は畳に手をかけるところまでは実行したが、それ以上は進まなかった。大勢の来会者の前で畳を持ち上げるのは無作法だという意識が働いたためだと著者は見ている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
變態心理と犯罪(中村古峽・大正10年代~昭和初期(推定1920年代))
二重人格の諸事例(變態心理と犯罪)/アンセル・ボーン/フェリダの交替人格/変態心理と犯罪/催眠と記憶障害/憑依とされた病理の科学的説明