小山内薫の番町の怪(其1・枕元の女幽霊)
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どんな伝承か
小山内薫が高等学校に通っていたころ、一家は麹町富士見町の家を売り、新築ができるまで麹町三番町の小さな借家に仮住まいしていた。ある晩、寝ていると胸に重いものがのしかかり、目を開けると枕元に女が座っている。古風な薄茶色の織物の着物と繻珍のような帯、金具の帯留までは見えるのに、いくらもがいても帯から上が見えない。手も足も動かず声も出ず、十五分ほど悶えた末に叫び声が出ると同時に体が軽くなり、女は消えていた。近所の噂では、昔この家の軍人が妻と妾を同居させ、虐待された妾が死んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・昭和50年代(1975年前後推定))
文豪たちの心霊体験(あの世はあった)/遠藤周作・三浦朱門の怪異/海外(フランス)での幽霊/怪音と怨念/あの世は存在するか
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千代田区の伝承
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