トップ > 千葉県の伝承 > 柏市

土砂降り…………………夜の廃墟

所在地千葉県柏市(廃寮)
出典水辺の怪談3

どんな伝承か

土砂降りの夜の出来事。当時ロードレースをしていた語り手は、後部を空にしたライトエースを運転中、ズブ濡れの白いシャツを着て長い髪から水を滴らせた女が後部座席に座っているのをバックミラーで見た。女は上体を傾けて腕を伸ばしてきて、語り手は意識を失った。気づくと深夜一時を回り、迷わず恋人の家にたどり着いていた。恋人に再現してみせようと後部に乗り込むと、女が座っていた場所に大きな水溜まりと数十本の長い髪の毛が残っていた。後日、友人がその廃寮を知っており、女の幽霊が出る噂があると言った。

原典より

小川恭正買ったばかりのライトエースに乗って、自宅から最も近いバス釣り場である手賀沼(てがぬま)へ出掛けた日のことだ。—— 水辺の怪談3(水辺の怪談) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

水辺の怪談3(水辺の怪談)

『水辺の怪談3』は、釣り人たちが海や川、湖で体験した怪異を、体験者自身の筆で綴った実話怪談集である。東京湾の夜の一本釣り、男女群島への磯釣り遠征、サイパン、北海道の夕張岳、利根川や大井川上流の渓流など、二〇〇〇年代の釣行や旅先での出来事を中心に二十編を収める。「海の章」と「川・湖の章」の二部に分け、各編の冒頭に書き手の居住地や釣りの経歴を記した短い紹介を置く。

種別から探す

廃墟女幽霊長髪髪の毛

柏市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『水辺の怪談3』の伝承