蛍光塗料で光らせた金星の霊界パワー
どんな伝承か
多少とも霊能の知識があった〇子さんは難を逃れた。新宿の小さな喫茶店の四十歳ぐらいの店主は、金星と交信できると自称していた。ある日、〇子さんが一人でコーヒーを飲んでいると、店主は霊界パワーで恋人を現してやろうと言い、高い所でないと力が出ないと新宿西口のノッポビルへ誘った。最上階で手をこすり太陽に向けたあと差し出した手のひらが光り、金星のエネルギーだと言う。やがてホテルで霊体パワーを分けようと迫ったが、〇子さんは見破って断り、無事に帰った。光る手の正体は蛍光塗料だった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
インチキ霊能力者にダマされるな(松林秀豪・霊感商法・批判)
『インチキ霊能力者にダマされるな』は、松林秀豪が著した霊感商法への警告の書である。著者のもとで行う「心霊110番」に寄せられた苦情相談をもとに、天国行きの切符や水子霊を持ち出す高額の請求、誓約書による責任逃れ、ドライアイスや映像を使った演出など、霊能相談をめぐる被害の手口を実例で示す。「こんな手口でダマされた」「霊能力とはどんなものか」「インチキと本物の見分け方」の三章に、ダマされないための十カ条とあとがきを添える。