座敷の鴨居上の大きな首
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どんな伝承か
作家・長谷川時雨の体験談(『主婦之友』幽霊座談会・昭和三年)の続き。大正六年に犬吠埼で溺死した詩人・今井白楊と三富朽葉のうち、今井は二日目に遺体が上がった。時雨の夫・三上於兎吉は当時まだ本所の方から赤城下(現新宿区赤城下町)の家に通っていた。二人で通夜に行った帰り、送っていこうと三上が時雨の家へ来た。玄関の格子戸を開けて上り框から奥を見ると、十畳の座敷の鴨居のずっと上に、顔の幅が一尺もあろうかという大きな男の首が現れてこちらをにらんでいた。『あっ』という途端にその首は消えたが、その顔ははっきりと今井白楊のものだったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・昭和50年代(1975年前後推定))
文豪たちの心霊体験(あの世はあった)/遠藤周作・三浦朱門の怪異/海外(フランス)での幽霊/怪音と怨念/あの世は存在するか
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