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オートバイの荷台から消えた女教師

所在地高知県室戸市羽根町
年代現代
登場報告者(文)
出典現代民話考 ― 偽汽車

どんな伝承か

ある夜、○○医師は急患で羽根川上流の部落へ呼ばれた。診療を終えオートバイで帰る途中、N小学校前で校門の側に立つ若い女を見かけた。校医だった医師は顔見知りのK子先生と分かり、後ろに乗って帰らないかと声をかけた。K子先生は乗り、日曜なのに出勤かと尋ねると、明日の授業でどうしても調べておきたいことがある、いろいろ世話になったと答えた。やがて病院の前に着き、振り向くと荷台にK子先生の姿はない。狐につままれた思いで家に入ると、妻が新聞を持ってきた。仲の悪かった夫婦が言い争いの末、夫が妻を刺殺したとある。その妻がK子先生で、事件は昨夜のことだった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・現代民話考(ちくま文庫)・2003年(平成15年))

『現代民話考――偽汽車』は、松谷みよ子が編んだ『現代民話考』全十二巻の第三巻で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。鉄道開通のころ狸や狐が汽車に化けたという偽汽車の話、船幽霊や幽霊船など海の怪談、タクシーの幽霊など自動車や列車の怪談と笑い話を、全国の回答者の聞き書きや新聞・雑誌・書籍から集める。三章それぞれの冒頭に考を置き、話ごとに本文と分布を並べて地名・話者・出典を添える。

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