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背後から迫って消えた幽霊自動車

所在地奈良県五條市
年代現代
登場堀祐治、採訪・記録者
出典現代民話考 ― 偽汽車

どんな伝承か

話者・堀祐治の体験。奈良県吉野郡宗檜村で、四、五年前にも賀名生の方から帰って来つつあると、後ろから自動車がかけつけて来た。そこで道をよけると、急に音も何もしなくなった。振り向いて見ると何も居なかったことがある、という。宮本常一の「吉野西奥民俗採訪録」に記録された、後ろから来た自動車が消えるという幽霊自動車の一話である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・現代民話考(ちくま文庫)・2003年(平成15年))

『現代民話考――偽汽車』は、松谷みよ子が編んだ『現代民話考』全十二巻の第三巻で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。鉄道開通のころ狸や狐が汽車に化けたという偽汽車の話、船幽霊や幽霊船など海の怪談、タクシーの幽霊など自動車や列車の怪談と笑い話を、全国の回答者の聞き書きや新聞・雑誌・書籍から集める。三章それぞれの冒頭に考を置き、話ごとに本文と分布を並べて地名・話者・出典を添える。

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