トップ > 埼玉県の伝承 > 狭山市

三匹の河童と馬方が運んだ手紙

所在地埼玉県狭山市大字笹井(タケが淵)
年代不明(伝承)
登場不明(笹井の伝承)
出典狭山市史 民俗編

どんな伝承か

狭山では、笹井のタケ坊、井草のケサ坊、久米のまんだらと並べて言う。入間川のタケが淵という深い淵にはタケ坊という河童が住み、比企郡川島村の井草にはケサ坊、所沢市久米のまんだら淵にも河童がいて、三匹は仲良く行き来していた。ある時、井草の宿を通った馬方がケサ坊から、笹井のおタケに届けてくれと手紙を頼まれた。字の読めない馬方は笹井に着いてもタケ坊の居所がわからず、村人に手紙を見せた。読める人が開くと、この者たちを進上する、とあり、馬子と馬は危うくタケ坊に食われるところだったという。

原典より

笹井のタケ坊もよく子供を溺れさせ、腹わたを抜いた。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当))

『狭山市史 民俗編』は、狭山市の市史のうち民俗を扱う巻で、ここにはその「五 伝説・昔話・世間話」の部分が収められている。堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で古老の座談会と個別の聞き取りによって集めた話を、話者の地区・名・生年を添えて載せ、不老川や堀兼の井、影隠地蔵、キツネ、豪商綿貫家の話などを含む。伝説は水・動物・植物・地名・人物・塚・神仏・地蔵・妖怪変化など十項に分け、話ごとに[解説]を付す。

種別から探す

河童手紙馬方

狭山市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『狭山市史 民俗編』の伝承