大雪で流れたISF幹部との会談
どんな伝承か
グラスゴウでの国際会議を前に、日本心霊科学協会の会館へミス・マーベル・ヒュームという若い婦人が突然訪ねてきた。ホテルで協会の所在を調べてもなかなか分からず、親切な日本人にようやく案内してもらったという。車中の話では、彼女は幹事長メイジャー・パターソンに頼まれ、この協会がISFの会議へ日本代表を送るにふさわしい規模の組織かどうかを見に来たらしい。著者は理事一同との会談を提案し、三月十二日の正午と決めたが、その日は東京としては珍しい大雪となり、交通は麻痺して彼女も理事たちも来られなかった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊研究者の旅(田中千代松・1970年代(昭和45年前後の体験記))
本書は心霊研究家・田中千代松による約68日間にわたるヨーロッパ・アメリカ視察の旅行記である。著者は1969年の国際スピリチュアリスト連盟(ISF)グラスゴウ会議出席を機に、欧米の心霊研究機関、宗教施設、歴史的遺跡を訪問した。アメリカではハワイ、カリフォルニア、ニューヨーク州の心霊研究所(ASPR、BSPR等)を視察し、ユーサピア・パラディーノやマージャリー・クランドン夫人などの歴史的霊媒事例を学ぶ。